棚田式魚道
- 特許第3448659号
- NETIS CB-040042
棚田式魚道の利点
別名「スリット付きプール壁タイプ魚道」
各パーツをユニット化。施工も簡単、コスト削減。
従来の魚道の欠点をよく理解して改善した魚道として、釣り人や地元漁協さんなどからも高く評価いただいています。魚類だけでなく、川カニなど川に棲む生物が大変多く通過しているのが確認されています。従来の魚道と比較し改善された点は、
- 1.扇形をしているため180°どこからでも上れる。
- 2.プール内に回転流が発生しない。
- 3.河川流量の変化に対応できるようになった。
- 4.魚類が活発に遡上行動を起こす。
- 5.建設コストが大幅に縮減される。
- 6.プール内に土砂が溜まらない。
どこからでも遡上可能
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180°どこからでも遡上できるから、魚の滞留を防ぐ。
旧来の魚道は三面張り水路(底面と左右の側面がコンクリートで造られたもの)の中に水を緩やかにするためのプール壁を設けたものが主流で、そのプール壁を多くの研究者が開発し幾つもの種類の魚道形式が生まれてきました。しかし、共通点の水路形状が欠点となり水路の下流端しか上り口がありませんでした。そこを知らずに通過した魚類は段差部に突き当たり飛跳ねながら遡上する場所を探しますが、魚道の側面からは上れないため、真っ黒に滞留している光景が良く見られました。
土砂が堆積しないメンテナンス・フリー構造
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平水時のプールの水深は約20cm、幅も約80cmと浅く狭い設定。
土砂も土石も濁流に流され、堆積する空間がない。
棚田式魚道のプール水深は、他の魚道が35〜80㎝としてあるのに比べ20㎝程度と非常に浅く設定してあります。洪水時も流出してくる土砂がフラッシュアップされて下流に流されていくため土砂が溜まることは有りません。従って、堆積した土砂の除去作業は不要となりました。
河川の流量の変化に対応
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魚道底面の勾配に変化をもたせることで、流量変化に対応。
減水時には床固直下の集水溝から呼び水を流下させる。
自然河川は常に流量が変化します。これに対応できなければ一定の流量の時しか魚道として機能しないことがこれまでの課題でした。棚田式魚道は縦断方向(川の流れの方向)より横断方向の勾配を急にして流れが集まるように工夫してあります。これにより流れが少なくなった時も水が浅く広がらず、床固直下の「集水溝」に水が集まって流れるため、これが「呼び水」となって魚類の、遡上を誘います。


